エクスプローラーズクラブの冒険

エクスプローラーズクラブでの冒険について、当事者たちが綴るブログです。

異国での船さがし

2016年4月、ジブラルタル海峡縦断プロジェクトが発表され、そこに10名が手を挙げた。

経営者、OL、産婦人科医、モデル、モデルの夫、雇われ社長、フリーター、レースクイーンなど、職業は様々。東京、埼玉、愛知、静岡、福岡、佐賀と住んでるところも、年齢も20代から40代とバラバラ。ヨットに乗ったことないメンバーが6人。

メガミにとっては、そもそも「はじめまして」の人もいた。集まったメンバー10人と部長、ミカ副部長、ウィンドサーファーでFacebookグループをつくり、Skypeでミーティング。この初ミーティングでリーダーを決めたはずだが、メガミはそれが誰だったのかまったく思い出せない。いや、彼女以外のメンバーもそうあろう。最初10人だったメンバーは、最終的には4人になったのだから。

話を進めていくうちに、ヨットに乗る前に辞退する人も出てくる。お金や時間の問題だったり、家族の反対だったり、なにか起こるたびに辞退していく人が出てくる。メガミは前回のチャレンジの時はグダグダでしかなかったけど、今回は周りになんと言われていても、なにが起こっても渡るのは分かってた。

かならず渡ると決めていたのでなく、渡っている当日のイメージがはっきり見えていた。実際にジブラルタル海峡をわたった日、そのイメージした景色とゴールした場所の景色はおどろくほど似ていたという。

その理由は、海峡渡ったあとの夢を決めてたから。海峡横断は、次の夢のためへの過程でしかなかったからだ。最後に残った4人は、渡ったあとのことを決めていたメンバーで、辞退した人は海峡を渡ることがゴールになっていたような気がする。

少し脱線した。

リーダー、決行日、練習日、揃えるウェア、ヨーロッパからアフリカに行くのか・アフリカからヨーロッパに行くのか、航路、など決めることはたくさんあった。そして、もちろんヨットの勉強に加えて、当日併走してサポートしてくれるメンバーと現地で乗るヨット探しをしないといけなかった。

サポートメンバーとヨット探し。

当然のことだけど、『オーシャンズセブン』では、サポート挺を必ずつけた。ディンギーと並走してくれるクルーのことだ。そしてそもそも、ディンギーヨット自体を見つけなければいけない。日本で遊んでいるクラブの愛艇をスペインまでもっていくわけにはいかない。メガミは、中止となったノース海峡横断プロジェクトに手を挙げていたとき、このふたつを見つけないとなにも始まらないことが分かっていた。それがいちばんのハードルだということを嫌ほどわかっていた彼女は、全員でそこに注力することを力説し続けた。

そのサポートメンバーとヨット探しを通して、この海峡横断がどれだけアホでクレイジーなことなのかを知ることとなる。


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エクスプローラーズクラブ『オーシャンズセブン』

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