エクスプローラーズクラブの冒険

エクスプローラーズクラブでの冒険について、当事者たちが綴るブログです。

オーシャンズセブンのはじまり

このプロジェクトが始まったのは葉山だ。

ドーバー海峡を2艇で渡ったあと、エクスプローラーズクラブのヨット部は次のプロジェクトをさがしていた。当初「ドーバー2陣」という計画があり、ぼくはそのリーダーとして手を挙げた。何人かがジョインしてくれたが、このプロジェクトは頓挫する。練習から準備から、一切がまったく進まない。とてもカンタンなことが進まない。「じゃ、手を挙げるなよ」と何度云いそうになったことか。でも人はそんなものだ。

海峡横断は怖い。命の危険がかかる。酪農家と同じで、誰かの熱気に一時的に当てられ、その場ではプロジェクト参加に手を挙げる。そこから実際に本番での海への恐怖やその準備、そして時間ならびに経済的なコストを認識しはじめると、人は黙って引きこもる。正確には認識していないから引きこもるのだけど(リスクやコストは計算できていれば怖くない)、世の常だ。理解できる。

ぼく個人としては、このときの教訓は大きい。

そもそもクラブの創始者が参加しない冒険は、クラブ全体として初めてだった。それまではいずれも、創始者が自ら参加している。創始者不在のチームをまとめることは、チーム以外のクラブメンバーへのコミュニケーションも含めて大変だった。動きがとにかく重い。とくに「外野」からの声が大きかった。このことをわかってくれていた・わかってくれているのは、いまでも、ヨット部の部長だけだ。

人はそんなものだ。今でもぼくはそう思っている。仕事でもそうで「人はどうせ、動かない」という前提で何をするかがすべて。それができなかったぼくのせいだ。そんなこんなでドーバー2陣は、ぼくのリーダーシップのなさで解散を命じられる。

夏だった。

そのあとしばらく、葉山でセーリングして遊んでいた。秋が見えてきた頃だろうか、「次、何しようか」という話を部長と二人でしていた。ウィンドサーフィンで国体に出た男も加わり、なぜかウッチャンナンチャンを思い出す。

 

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